<福井旅行二日目 行程表>
JR 福井駅発 一乗谷駅着 17分 240円
①一乗谷朝倉氏遺跡博物館 復元町並 700円 330円
所要時間 2時間
バス 復元町並乗車 永平寺下車 450円
②永平寺 500円
所要時間 2時間
えちぜん鉄道 永平寺口駅 福井駅着 460円
<感想と写真>
福井駅から一乗谷まではバスで行くこともできますが、電車好きの私としては、本数の少ない電車の時間に合わせてホテルを出発し、九頭竜湖行の電車に乗ることにしました。
1両編成のワンマンカーが単線の線路を走るのは、風情があってよいものです。
一乗谷駅に到着すると、周囲はのどかな田園風景で、普段横浜の住宅街ばかり見ている私にとって、とても癒される景色でした。
一乗谷朝倉氏遺跡博物館は、新しい建物で、開館直後は、来館者もほとんどおらず、ゆっくりと展示物を見て回ることができました。
印象に残ったのは、井戸に埋もれていたお金で、織田信長によって一乗谷が攻められた際に、後で取りに来る目的でお金を井戸に投げ捨てたものの、一乗谷全体が焦土と化したため、誰もお金を取りに来ることができなかったというものです。
一乗谷朝倉氏遺跡博物館から復元町並みや朝倉氏当主館までは徒歩で30分程度かかりますが、そこに行くまで遺跡の中を歩いて行くことができるため、時間を合わせて本数の少ないバスに乗るのではなく、歩いて歴史を体感することをお勧めします。
その際は、博物館に置いてある一乗谷ハンドブックを見ながら歩くとわかりやすいです。
平面復元地区は、考古学で出てきそうな遺跡という感じで、建物の痕跡から、当時を想像することができます。
復元町並地区は、その名の通り、当時の建物が復元されているので、イメージが湧きやすいです。建物と建物の間は、現在よりもゆとりがありますね。
朝倉館跡の背後は、小高い丘のようになっており、遺跡全体を俯瞰することができます。丘を歩き回り、少し離れた南陽寺跡庭園まで行きましたが、雨が降っていたこともあってか、それほど感動することはなかったため、時間がない場合は省略してもよいのかもしれません。
復元町並の売店でお土産を買った後、永平寺行きのバスに乗り、永平寺に向かいました。
永平寺は、道元を描いた「禅ZEN」という映画を観て、一度行ってみたいと考えていたところでした。
曹洞宗大本山というだけあって、思ったよりも見て回るところが多く、1時間で回れた場合に想定していた帰りのバスの予定を変更し、えちぜん鉄道で福井駅に帰ることにしました。
修行僧の生活を知り、俗世にまみれた今の生活を見直すきっかけになりました。